長期に渡って収益を得ることができる太陽光発電ですが、急に現金が欲しくなった、投資の回収が終わったなどの理由で売却を考える人も多くいます。投資の回収が終わった中古の太陽光発電所については買取保証期間が短いため売却できるかどうか悩む人も多くいるようですが、現在太陽光発電のセカンダリー市場は拡大し、活性化していますから、売却を検討しやすいともいえます。

太陽光発電を売却する場合、直接販売、仲介、販売代理といった取引の方法があり、売主の手間がかからないのが仲介、販売代理といった取引の方法です。仲介、販売代理では太陽光発電所の売買を行っている業者に依頼して買主を探してもらい、買主が見つかって成約となった場合は業者に手数料を払います。この方法の場合、広く買主を探すことができますし、売買価格の交渉なども可能ですが、買主を見つけるまでに時間がかかる場合があるため、急に現金が欲しいといった場合には適していない方法です。

急いで現金化したい場合、太陽光発電所の売買を行っている業者に買い取ってもらう方法があります。太陽光発電所の売買を行っている業者の中には自社で太陽光発電所の買取を行っているところがあり、そのような業者を利用して買取をしてもらうと、早期に現金化することが可能です。ただし売却金額について交渉等が難しくなるため、売却金額にこだわりがない場合の方法になります。仲介業者の中にも早期売却を得意としているところがあるため、早く売却したい場合は、そのような業者を利用してもよいでしょう。 太陽光発電所の売却では、急いで現金化したい場合でも少しでも高く売却したいものでしょう。少しでも高く売却したい場合は、故障個所を修理した上で売却するのがポイントです。故障個所をそのままにしていても売却することは可能ですが、故障をそのままにしていると査定で大きく価格が下げられてしまう場合があります。買主は太陽光発電所を購入してすぐに稼働して収入を得たいものです。そのため、最低限のメンテンナンスを行い、故障を修理してすぐに稼働できる状態にしておくことで高く売却することを期待できます。またひとつの業者に査定を依頼するのではなく、複数の業者に査定を依頼し、比較した上売却を依頼するのも高く売却する方法のひとつです。最近では太陽光発電所の資産価値を診断するサービスも生まれており、利用して高い評価を得ることができれば売却額アップの材料となります。