発電所を売却するには定期的なメンテナンスがポイント
- By: Solar9
- カテゴリー: Uncategorized
太陽光発電所の売買は、購入して即稼働することができる、売却価格が高いなどのメリットから最近は中古市場が賑わっているようです。そのため発電所の売却を検討している人は、売却を検討しやすいといえますが、売却をスムーズに行うには、買手が不安に思う点を解消するための準備をしておくことが必要です。
例えば買手はなぜ発電所を売却するのか、売却理由に不安を感じるものです。売却するのは発電所に問題があるからではないか、収益があがらないため売却を考えたのではないという疑いを買手は持っていますから、設備費の償却が済んだために売却するといったように、売却理由を明確にしておくことが大事です。また発電所の年間の発電量など、発電所の生産性をはっきりさせておくと、収益予測がしやすくなるため、買手の購入意欲の後押しをすることができます。
そして発電所を少しでも高く売却したい場合は、普段から定期的なメンテナンスを行っていることが重要です。発電所を購入してすぐに設備が故障して修理費がかかったり、発電設備の修理をしないと稼働できないようでは、収益を上げるどころか損失になりかねないため、そのような発電所は買手は忌避します。買手は確実に収益があがること、買取保証期間まで発電所が稼働することを望んで購入を検討していますから、現地確認をして発電所の様子を細かいチェックを行う人も多くいます。さらに第三者やプロによる技術的な評価を望む人も多くいるようです。
そのため、発電所の売却をする前にメンテナンスや検査を行った方がよいでしょう。メンテナンスは、普段から定期的に行っておけば、検査で不具合が発見されても、僅かな修理だけで済むようになります。
なお業者に依頼して定期的にメンテナンスを行っている場合、業者から提供されたメンテンスの履歴を保存しておきましょう。メンテナンス履歴は発電所が正常に稼働している証明書であり、買手の信頼度を高めるものです。発電所の状態が優良と証明されれば、価格交渉を有利にします。
またメンテナンス履歴だけでなく修理履歴についてもきちんと保存しておくようにしましょう。修理履歴は設備にトラブルがあった証拠ですが、修理や交換を行うことによって設備は新しくなっていますし、また新しい機器への交換によって性能がアップしている場合もあります。修理履歴もまた発電所の信頼を高めるものなのです。 メンテナンス履歴や修理の履歴は、買手だけでなく、銀行の信頼も得られます。銀行の信頼が得られれば、それだけ融資が受けやすくなるため、融資を受けて発電所を購入することを考えている買手には、購入意欲を後押しするものになります。
コメントはまだありません